痛い!辛い!口内炎

みなさん、こんにちは。

厚別ウエスト歯科です。

 

年末になり、テレビでは今年盛り上がったことなどを紹介するスペシャル番組が多くなってきました。

今年はスポーツが盛り上がりを見せた年でしたね!

WBCやバスケットボール、ラグビーにバレーボールなどなど、

世界で活躍する日本人選手に感動することが多い1年でした。

来年もたくさんの選手が活躍されることを、楽しみにしています!

 

さて、今回は『口内炎』のお話をします。

そもそも、口内炎はなぜできてしまうのでしょうか?

 

 

【口内炎の原因】

■口の中の傷が原因

硬い食べ物や歯ブラシ、口腔内を誤って噛んでしまうなど、

お口の中に傷をつけてしまい、そこに細菌が繁殖して炎症を起こすことにより口内炎ができてしまいます。

 

■新陳代謝の低下が原因

栄養不足、ストレス、疲労などが原因で新陳代謝が低下してお口の中に潰瘍ができ、

そこに細菌が繁殖して炎症を起こし、口内炎ができます。

 

いずれにしてもお口の中の細菌感染が原因で、口内炎はできてしまいます。

通常唾液が細菌を洗い流し、傷や潰瘍を修復しますが、

唾液が減少してしまうと修復機能が低下し、口内炎ができやすいと言えるでしょう。

 

口の中に傷や潰瘍ができ細菌が増殖すると、免疫細胞が戦い始めます。

戦いは組織を傷つけ破壊し、炎症をひどくしてしまいます。

更に口内炎は強い痛みへと進んでくのです。

 

それでは治すためにはどうすればよいのでしょうか。

 

■塗り薬

塗り薬は免疫細胞の攻撃を鎮めることで、痛みを和らげる効果があります。

しかし細菌を退治することはなく、治癒を早めることは難しいでしょう。

また殺菌作用のあるタイプ(大半が市販薬)も局所的な効果のみで、持続性はありません。

 

■飲み薬

飲み薬の大半は、ビタミン剤です。

ビタミン欠乏が原因の口内炎には効果があります。

しかし、ビタミン欠乏による口内炎は全体の10%~20%です。

8割強の方は効き目がなく「飲み薬が効いた!」と言う方も少ないようです。

 

■治るまで待つ

痛みを耐え、ひたすら治るまで待つ。

これはつらいですよね。

 

 

★うがい薬、洗口液が効果的!

殺菌成分入りのうがい薬や洗口液でのブクブクうがいが、口内炎の予防にも治療にも効果的です。

口内炎を根本から考えると細菌繁殖を抑えることが不可欠です。

洗口液で20秒ブクブクうがいを3回行うと、お口の中の細菌は10分の1に減少します。

しかも、3時間程度は持続すると言われています。

 

また、毎食後と寝る前のうがいを習慣づけると口内炎ができにくく、できてもすぐ治るようになります。

ただしひどい傷を伴う口内炎の場合は、殺菌液が傷の修復を遅らせる可能性があるので注意しましょう。

 

口内炎を予防するためには、口腔内を清潔に保つことはもちろんですが、

規則正しい生活をし栄養バランスのよい食事を摂ることが大切です。

口内炎が長引いている場合は、他の要因も考えられますので、当院にご相談ください。

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