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親知らずを抜かないメリットは「歯の移植」に使えること


厚別ウエスト歯科 歯科医師のやはたです。

 

僕は歯科医師国家資格取得後、6年間大学病院や市中の歯科口腔外科の病院にて勤務してきました。

2018年には日本口腔外科学会の認定医の資格も取得しました。

いままでの記事では、「口腔外科とは何か?」「親知らずはなぜ抜くのか?」という記事を書きました。

→【口腔外科とは?口腔外科と歯医者の違い

→【親知らずはなぜ抜く必要があるのか?

 

今回は親知らずを抜かないことによるメリットについて考えてみます。

 

親知らずを残すと以下のようなメリットがあります

①ブリッジの土台にできる

②義歯の金具をかけられる

③移植につかうことができる

 

この記事では親知らずを残すメリットについて解説します。

 

=親知らずを抜かなく良い場合①=

まっすぐに生えている

 

まず、親知らずが真っ直ぐに生えていて、上下揃っている場合。

この場合はきちんと歯磨きできるのであれば、抜歯する必要はありません。

 

奥歯でしっかりと咬めるかみ合わせができているので、素晴らしい状態です。

 

=親知らずを抜かなく良い場合②=

虫歯や歯周病になっていない

 

きちんと真っ直ぐに生えていなくても、重度の虫歯や歯周病になっていない場合も抜歯は見送っておいても良いでしょう。

 

真っ直ぐに生えていて、上下揃っていて、虫歯や歯周病になっていない場合は残しておくことができます!

 

=親知らずを残すメリット=

①ブリッジの土台にできる

②義歯の金具をかけられる

③移植につかうことができる

 

まず、ブリッジ(差し歯)の土台にすることができます。

親知らずの手前の歯が無くなってしまった場合、親知らずと他の歯を削ってかぶせることで、差し歯ができます。

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ブリッジにできないと、義歯(入れ歯)にするしかないので、親知らずを残しておいてブリッジにできるのであれば、残しておきたいですよね。

 

次に義歯の金具をかけられるといメリットです。

inlay-crown_compare008

金具をかける場所が多いほうが、入れ歯は安定します。

親知らずに金具をかけることで義歯の安定が良くなることもあります。

 

最後に「移植」です。

実は歯も移植することができるのです。

 

6歳臼歯などの奥歯が虫歯や歯周病などで無くなった場合、親知らずを移植してかみ合わせを回復させることができるのです。

引用:https://www.jda.or.jp/park/lose/teeth-planted.html

引用:https://www.jda.or.jp/park/lose/teeth-planted.html

 

もちろん、全ての歯が移植の対象ではないので、症例を限定する必要があります。

しかし、本来ブリッジにしなければならない歯でも、親知らずを移植することで隣の歯を削らずに咬めるのは魅力的ですよね。

 

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